- 公開日:2011.07.20
【業界を読む】 薬剤師が注射実施!?
薬剤師の皆さんこんにちは。ファルマスタッフです。
薬学部6年制の卒業を控え、
今後の動向やこれからの薬剤師の活躍の場について、大変関心が強まっています。
いまから10数年後には、薬剤師過剰の時代がやってくるとも言われており、
薬剤師の働く状況は“これまでとまったく同じ”
とはいかなくなると予想されています。
そこで、議論が熱く盛り上がっている問題に、
薬剤師の職能を広げる「薬剤師の医療行為問題」があります。
薬学教育が6年制に移行し、従来の化学主体・調剤重視の教育から、
臨床薬学を重視する教育へと変化する中で、
今後、臨床能力の高い薬剤師が誕生してきます。
実際に薬学部では、薬学生に聴診器を持たせて血圧や脈拍を測る
バイタルサインの講義と実習行う大学も増えています。
こういった流れは巷の薬剤師の間でも広まっているようです。
現在は、まだまだ「バイタルサインチェック」を
実施している薬剤師は多数派とは言えませんが、
これからは、「薬剤師が聴診器を持つ」時代が
やってくる日も近いのではないでしょうか。
また、専門家の中には、
現在は医師と看護師にしか認められていない「注射・点滴」を、
薬剤の専門家である薬剤師に認めよう、という議論もあるようです。
多くの薬剤師がバイタルサインのチェックを行い、
さらに注射や点滴といった行為まで職能が広がれば、
在宅医療の需要が高まっている中で、
今後薬剤師の活躍の場はますます広がりますね。
これらが実現していけば、来たる薬剤師過剰時代を乗り切るための
大きな原動力になるかもしれませんね。
ファルマラボ編集部
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