総合感冒薬のパブロンエースPro-X微粒は、高血圧の治療や医薬品の投与などを受けている方は服用できません(禁忌)。 血管を収縮し、鼻づまりを改善する目的で配合された塩酸プソイドエフェドリンや解熱鎮痛作用のあるイブプロフェン(600mg/日)は、血圧を上昇させる恐れがあるためです。 総合感冒薬のパブロンゴールドA<微粒>は、高血圧などの診断を受けた人は、相談することとされております。 気管支を拡張し、咳を鎮める目的で配合されたdl-メチルエフェドリン塩酸塩は、血圧を上昇させる恐れがあるためです。禁忌ではないですが、服用には注意が必要です。 総合感冒薬のパブロンSゴールドW微粒は、高血圧に関して注意事項がなく、高血圧の方でも服用が検討できます。 総合感冒薬によく配合されているエフェドリン類などが無配合であり、高血圧や糖尿病などの持病がある方への選択肢となります。 服薬指導POINT同じシリーズの商品でも、主な配合成分や注意事項の違いを把握して、来局者に対応しましょう。「風邪薬のパブロンを服用している」と聴取した場合、パブロン〇〇〇まで詳しく商品名を確認しましょう。 |
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高血圧の治療を受けている方が、服用できない(禁忌)パブロンは? |
掲載日: 2024/07/12
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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