エクメット配合錠に含まれるエクア(DPP4阻害薬、以下DPP4)とマンジャロ皮下注(GLP1受容体作動薬、以下GLP1)を併用したときの臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていないため、併用するとレセプト査定される恐れがあります。DPP4とGLP1は、どちらもインクレチンを介した血糖降下薬であり、作用機序が重複しているため併用することは基本的にありません。DPP4が含まれる配合錠は数多く発売されているので、GLP1が処方されたときは見落としがないように注意してください。 DPP4+SGLT2の配合錠 DPP4+メトホルミン塩酸塩 DPP4+チアゾリジン 同じように糖尿病治療薬でレセプト査定される恐れがある併用として、SU+速効型インスリン分泌促進薬(グリニド)があります。どちらも膵臓のβ細胞に働いてインスリンの分泌を促進させる作用であり、作用機序が重複しているため併用することは基本的にありません。こちらにもSUが含まれる配合錠が発売されているので注意してください。 SU+チアゾリジン 処方監査・服薬指導のPOINTDPP4+GLP1またはSU+グリニドの併用で処方された場合、疑義照会をする必要があります。例として、エクメット配合錠を服用中の患者に、マンジャロ皮下注が処方された場合、エクメット配合錠からメトホルミン塩酸塩錠への変更を提案するといいでしょう。 |
Q |
マンジャロ皮下注と併用するとレセプト査定される恐れがある薬はどれでしょうか? |
掲載日: 2024/08/09
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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