Q |
腎障害がある患者さんに適したH2ブロッカーは? |
A |
比較的安心して使用できるのはラフチジン(プロテカジン®など)です。慢性腎不全患者では、食欲不振、嘔気・嘔吐、上腹部不快感など上部消化管の不定愁訴を訴えることが多いとされており、胃炎の頻度が高くなっています。その際にH2ブロッカーが投与されますが、H2ブロッカーの中で唯一ラフチジンは肝代謝型の薬剤であり、慢性腎不全患者に常用量を投与した場合でも、健常者と副作用の発現率に差はなく、クレアチニンクリアランスによる減量の必要はないとされており、比較的安心して使用することができます。 ただし、このラフチジンでも透析患者では血中濃度が約2倍になることが報告されており、腎不全患者への投与は低用量から慎重に開始するべきです。 |
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更新日:2019/3/1
掲載日: 2014/01/08
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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