長芋のジャーマンポテト
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第16回は、作業時間は約10分!ジャーマンポテトを長芋でつくるアレンジレシピ♪生でも食べられる長芋を使うことで時短に。また、長芋はじゃがいもに比べて、カロリーや糖質が低いヘルシーな食材です!管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2021年11月9日公開≫
材料(2人分)
- ブロックベーコン
- 30g
- 長芋
- 200g
- 玉ねぎ
- 1/4個
- マヨネーズ
- 大さじ1
- 粒マスタード
- 大さじ1/2
- 塩
- 小さじ1/4
- こしょう
- 少々
- おろしにんにく
- 少々
- 刻みパセリ
- 適量
長芋のジャーマンポテト
ワンポイントアドバイス
じゃがいもを使うジャーマンポテトを長芋で作るアレンジレシピです。 生でも食べられる長芋を使うことで時短に。また、長芋はじゃがいもに比べてカロリーや糖質が低く、ヘルシーな食材です。
生のままだとシャキシャキとした食感、加熱するとホクホクとした食感になります。こちらのレシピでは、火を通しすぎずシャキシャキ感を残すのがポイント。シャキシャキとホクホク両方の食感をお楽しみください。
芋類は加熱して食べるのが基本ですが、山芋と呼ばれる自然薯や大和芋、長芋は生で食べられる食材です。これは加熱が必要な主成分のでんぷんと一緒に、でんぷん分解酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ )が豊富に含まれ、消化を助けてくれるから。アミラーゼが消化を助け、ネバネバ成分が胃の粘膜を保護してくれるため、胃腸に優しい食材と言えるでしょう。
そのほかにはレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)やビタミンCが含まれます。レジスタントスターチはごはんやさつまいもにも含まれ、小腸で消化吸収されず大腸まで運ばれると言われる成分です。
レジスタントスターチと同じく、小腸で分解、吸収されにくい成分に食物繊維があります。食物繊維は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2つに分かれます。不溶性食物繊維は便のかさを増やしてお通じを改善し、水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなって腸に良い菌を増やしてくれますが、レジスタントスターチは両方の効果が期待できるのです。
また、腸内細菌がレジスタントスターチの糖を分解し、発酵することで短鎖脂肪酸と呼ばれる酸が作られます。この酸が腸にとって良い活動をするため、長芋は腸活にぴったりの食材です。
レジスタントスターチは生食または加熱後に冷ました状態のほうがより多く摂れます。とは言っても、食事は一番おいしい状態で食べたいですよね。ぜひ、まずは熱々のでき立てを食べてみてくださいね。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o