揚げずに簡単!鶏肉となすのヤンニョムチキン
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第12回は、作業時間は15分!甘辛い味付けでご飯がすすむヤンニョムチキンのご紹介です。油と相性の良い秋なすと一緒に、フライパンひとつで揚げずにささっと作ります♪管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2021年9月14日公開≫
材料(2人分)
- 鶏もも肉
- 1枚
- なす
- 小2本
- 塩こしょう
- 少々
- 片栗粉
- 大さじ1
- サラダ油
- 大さじ4
- 酒
- 大さじ1/2
- コチュジャン
- 大さじ1
- ケチャップ
- 大さじ1/2
- しょうゆ
- 大さじ1
- 砂糖
- 大さじ1
- おろしにんにく
- 小さじ1/2
- 白いりごま
- 小さじ1
揚げずに簡単!鶏肉となすのヤンニョムチキン
ワンポイントアドバイス
甘辛い味付けでご飯がすすむヤンニョムチキンのご紹介です。油と相性の良い秋なすと一緒に、フライパンひとつで揚げずにささっと作ります。
程良い脂でジューシーに仕上がる鶏もも肉は、良質なたんぱく質のほかにビタミンA、ビタミンB2なども含まれます。
全身のあらゆる粘膜を健康に保つ作用があるビタミンA。不足すると細菌やウィルスが侵入しやすくなり、風邪を引きやすくなると言われています。ビタミンB2は脂質、糖質、たんぱく質の代謝に関わるビタミンです。とくに脂質の代謝に深い関わりをもつため、脂っこい食事を好む方は意識して摂りましょう。また、発育のビタミンとも言われ、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。一方で、不足すると口内炎ができやすくなります。
なすの紫色の皮に含まれるアントシアニン系色素ナスニンはポリフェノールの一種。活性酵素の働きを抑え、がんの予防や動脈硬化、高血圧予防効果があるとされています。ほかには、利尿作用のあるカリウムが含まれ、水分と一緒に体内の熱を排出し、体を冷やしてくれる特徴も。夏から秋にかけて旬を迎えますが、秋に近づくにつれて皮が柔らかくうま味が凝縮されます。味も栄養面も、まだ残暑厳しい9月にぴったりの食材です。
今回は少ない油で揚げ焼きにする方法でご紹介しましたが、もっと時短で仕上げたい方は冷凍唐揚げを使ってもお作りいただけます。また、鶏もも肉だけでなく、ささみやむね肉、手羽元や手羽先など、お好みの鶏肉に変更しても大丈夫です。ささみや鶏むね肉は鶏もも肉に比べ火通りが早く、脂が少ない分パサつきやすいため、火加減には注意しましょう。
しっかりとした味付けでお弁当のおかずとしてもぴったりです。是非お試しください。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o