新玉ねぎの丸ごとスープグラタン
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第27回は、作業時間5分でできる、食べ応えのあるスープグラタン!見栄えも良いので、ちょっとしたお祝いやおもてなしにもおすすめです。管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2022年6月14日公開≫
材料(2人分)
- 新玉ねぎ
- 小2個
- ベーコン
- 1枚
- ピザ用チーズ
- 30g
- パン粉
- 大さじ1
- 水
- 300cc
- コンソメ
- 小さじ1
- 塩
- 小さじ1/3
- こしょう
- 少々
新玉ねぎの丸ごとスープグラタン
ワンポイントアドバイス
みずみずしい新玉ねぎを丸ごと味わえるスープグラタンのご紹介です。
包丁を使うのは玉ねぎに切り込みを入れ、ベーコンを細切りにするだけ。作業時間5分で、食べ応えのあるスープグラタンに仕上がりますよ。見栄えも良いので、ちょっとしたお祝いやおもてなしにもおすすめです。
通年出回っている玉ねぎは、収穫後に風を通して乾燥させることで保存性を高めていますが、新玉ねぎはすぐに出荷されるため皮が薄く、水分が多いのが特徴です。辛味が少ないことから、玉ねぎよりも新玉ねぎの方が生食に向いています。
玉ねぎにはアリシンと呼ばれる香り成分が含まれます。アリシンは糖質の代謝に関わるビタミンB1の吸収をアップさせてくれます。
ビタミンB1は疲労回復効果も期待できますが、水溶性ビタミンの為、一度にたくさん摂取しても体内へ蓄えることができません。しかし、アリシンを一緒に摂ることでビタミンB1と結合し、アリチアミンという物質に変化することで長く血液中に留まり、より効果が期待できるのです。
玉ねぎにはビタミンB1も含まれているので、ビタミンを効率よく摂るための食べ合わせを考える必要がありません。ただ、アリシンは揮発性の物質であるため、水に溶けやすく加熱に弱い性質も持ちます。
今回はたっぷり1人1個まるごと食べられるようなレシピにしていますが、薄くスライスしてさっと水にさらし、生食のままサラダにするのもおすすめです。
玉ねぎは大きさによって必要な加熱時間が異なります。大きさに合わせて調節してお作りください。また、器が小さいとレンジで加熱した際にスープが溢れ出ることがあります。大きめの器もしくは耐熱容器で作ることで吹きこぼれを防ぐことができます。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o