キャベツのお好み焼き風卵焼き
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第26回は、調理時間10分で出来る、満足感があり主菜にもお弁当のおかずにもなる万能レシピ!通常、お好み焼きはお好み焼き粉や薄力粉を使いますが、このレシピでは粉物は使わず、卵をたっぷりと使って低糖質に仕上げます。管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2022年5月31日公開≫
材料(2人分)
- 卵
- 3個
- 豚挽肉
- 100g
- 千切りキャベツ
- 1袋(180g)
- 塩こしょう
- 少々
- サラダ油
- 小さじ1
- お好み焼き用ソースもしくは中濃ソース
- 大さじ3
- マヨネーズ
- 大さじ1
- かつお節
- 適量
- 青のり
- 適量
- 紅生姜
- お好みで
- 和風顆粒だし
- 小さじ1/4
- 塩
- 小さじ1/4
キャベツのお好み焼き風卵焼き
ワンポイントアドバイス
卵を3個たっぷり使って 豚挽肉とあわせた、お好み焼き風の卵焼きのご紹介です。満足感があり、主菜にもお弁当のおかずにもなる万能レシピ。千切りにカットされたキャベツを購入すれば、包丁を使わずに簡単に調理できます。
通常、お好み焼きはお好み焼き粉や薄力粉を使いますが、このレシピでは粉物は使わず、卵をたっぷりと使って低糖質に仕上げます。遅くなってしまった日の夕飯やダイエット中の方の食事にもおすすめ。合わせるご飯の量を調節して、たんぱく質をしっかりと摂りながら糖質の量をコントロールすると良いでしょう。また、お弁当の卵料理の一品としてもおすすめです。今回は主菜にもなるよう豚挽肉を使いましたが、ツナ缶やロースハムなどに置き換えてもおいしく仕上がります。
豚挽肉は豚肉のスネ肉や肩肉、店頭に置かれる商品をスライスしたときに出た切れ端をミンチ状にしたものです。他のひき肉に比べて脂が多めに含まれており、炒めていると脂が熱で溶け出すことがあります。肉の脂はコクや旨味が出て、料理をおいしく仕上げてくれることもあるのですが、ダイエットをしている方やコレステロール値が高い方は摂りすぎに気をつけましょう。炒め物の場合には、炒めて出てきた脂をキッチンペーパーで拭き取ると脂の量を調整できます。
豚肉に含まれる栄養素といえばなんと言ってもビタミンB群です。ビタミンB1は疲労回復効果が期待でき、糖質の代謝を助ける、ということはこちらのワンポイントアドバイスでも何度かお伝えしていますが、ビタミンB2は脂質の代謝、B6はたんぱく質の代謝を助けます。そのほかにもビタミンB12は悪性貧血を予防したり、ナイアシンは皮膚や粘膜を健康に保つ働きをします。
ビタミンB群はそれぞれを摂ることでお互いに助け合って働き、より効果を発揮するので、バランスよく摂ることがポイントです。また、完全栄養食とも言われる卵ですが、ビタミンCは含まれません。キャベツと組み合わせることでビタミンCも補える、栄養バランスの良いおかずです。
こちらのレシピでは小さめのフライパンで作っていますが、食べるシーンに合わせて卵焼き器でも作ることができます。フライパンで作る際の裏返し方のポイントは、大きめの皿を使うことです。滑らせるように皿に移し、その上にフライパンを鍋底が上を向くようにかぶせ、一気にフライパンを返すことで、大きい卵焼きでもきれいに裏返すことができます。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o