牛肉と白菜のすき焼き風煮
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第38回は、調理時間15分、白菜をたっぷりと使って、ささっと簡単にできる甘辛い味付けのすき焼き風のおかずです。管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2022年11月22日公開≫
材料(2人分)
- 牛切り落とし肉
- 180g
- 片栗粉
- 大さじ1/2
- 白菜
- 1/8株(250g)
- 卵
- 2個
- 水
- 150cc
- 酒
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ2
- 砂糖
- 大さじ1 1/2
- しょうゆ
- 大さじ2
- おろししょうが
- 小さじ1/3
牛肉と白菜のすき焼き風煮
ワンポイントアドバイス
白菜をたっぷり使って、ささっと簡単にできる甘辛い味付けのすき焼き風のおかずです。フライパンに一度に具材を入れて火にかけて、最後に卵を落としたら完成。時短に仕上げる為に牛肉、卵、白菜の3つの食材を使っていますが、きのこ類や焼き豆腐、しらたきなど、お好みの食材をプラスしてアレンジしていただくのもおすすめです。
寒い時期の定番野菜の白菜。ビタミンC、ビタミンK、食物繊維、カリウムなどが豊富な食材です。ビタミンKは血液の凝固に関わるビタミンで有名ですが、骨の健康にも大きく影響があります。その他に骨の健康を守るビタミンですとビタミンDがありますが、ビタミンDが骨を形成するのに対し、ビタミンKは骨への沈着のサポートを行います。
牛肉はたんぱく質の他に鉄分、亜鉛、マグネシウムなどを含む食材です。現代人が不足しがちな栄養素のひとつとしてあげられる鉄分ですが、動物性の鉄分から摂ることを意識すると効率よくからだへ吸収することができます。
動物性の鉄分はヘム鉄と呼ばれ、植物性の非ヘム鉄に比べて吸収率が良い特徴があるのです。鶏肉や豚肉に比べ、値段が高く手に取りにくい牛肉ですが、購入する際はアメリカ産やオーストラリア産の比較的安価な牛肉を購入される方も多いでしょう。
ただ外国産の牛肉は加熱調理で固くなってしまうことも。そんな時におすすめなのが、切り落としの牛肉に片栗粉をまぶすということです。肉がかたくなりにくく、表面がコーティングされて食感や喉越しも良くなる為におすすめです。炒め物などでも応用できますので、是非お試しください。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o