卵とトマトのオイスター炒め
<時短×栄養学>忙しい薬剤師さんに嬉しい管理栄養士監修のレシピをご紹介。第5回は、夏に向けて旬を迎え、甘味とうま味がギュッとつまったトマトと、完全栄養食とも言われる卵を使った満足感のある副菜のご紹介です。帰宅して10分で出来き上がるおすすめレシピ♪管理栄養士・岡田さんからのワンポイントアドバイスもお見逃しなく!≪2021年6月8日公開≫
材料(2人分)
- 卵
- 2個
- トマト
- 小2個(200g)
- 乾燥きくらげ
- 3g
- ごま油
- 大さじ1
- オイスターソース
- 大さじ1
- 鶏ガラスープの素
- 小さじ1/4
- 塩こしょう
- 少々
卵とトマトのオイスター炒め
ワンポイントアドバイス
夏に向けて旬を迎え、甘味とうま味がギュッとつまったトマトと、完全栄養食とも言われる卵を使った満足感のある副菜のご紹介です。
卵はしっかりと熱したフライパンで大きめの炒り卵にすると、フワッとした食感に仕上がります。トマトは加熱しすぎると水気が出て、ぐちゃっとした食感になってしまうので注意しましょう。美味しく仕上げるポイントは、最後に調味料と一緒に加えてさっと炒めることです。
様々な料理に活躍してくれる卵。たんぱく質をはじめとし、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を摂れるので「完全栄養食」といわれます。人間の体では合成できない「必須アミノ酸」9つを全て摂れ、含まれるアミノ酸のバランスを示す「アミノ酸スコア」は最高値の100と良質なたんぱく源です。
卵で摂れないビタミンCと食物繊維を補うのがトマトときくらげ。トマトに含まれるビタミンCは、体内でたんぱく質と結びついてコラーゲンを作り出し、血管や肌の細胞どうしを結びつけ、酸素や栄養を補給して肌をみずみずしく保つ美肌効果があります。ほかにもトマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用があり、がんの予防や、紫外線のダメージから肌を守ってくれる効果が期待できます。
きくらげには不溶性の食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収してカサを増やし、腸のぜん動運動を活発にさせることで便通を促してくれます。ほかにも、ビタミンDが骨の主成分となるカルシウムとリンの吸収をよくし、強い骨作りに役立ちます。ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で生成されるので、日焼け止めなどで紫外線をカットすると不足しがちに。とくに女性には積極的に摂ってほしい栄養素の一つです。
岡田みなみさん(管理栄養士/料理家)
料理教室企画運営/アシスタント、保育園栄養士として勤務を経て独立。料理動画や広報誌のレシピ開発やコラム執筆に携わる。家庭で簡単にできる健康的なレシピ作りが得意。「家庭を支えるお母さんの食の悩みを解決したい!」と活動している。
≪Instagram≫@mixnaxmi.o