リファジンカプセル
Q |
何のお薬?処方目的は? |
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A |
適応菌種は本剤に感性のマイコバクテリウム属です。
適応症と用法用量は以下の通りです。
1. 肺結核及びその他の結核症
2. マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症
3. ハンセン病
※1感性併用剤のある場合は週2日投与可
※2他の抗結核剤との併用が望ましい
※3他の抗ハンセン病剤と併用すること
原則として朝食前空腹時投与です。
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Q |
相互作用について |
A |
肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用、P糖蛋白誘導作用による併用薬の血中濃度低下や有機アニオントランスポーターを介した肝臓への取り込み阻害による併用薬のAUC上昇等、多くの薬剤との相互作用が報告されています。すべての組み合わせについて検討されているわけではないので、他剤と併用する場合には注意が必要です。特にHIV感染症治療薬等を投与中の場合は、これらの薬剤の作用を減弱させるおそれがあるためリファブチン(ミコブティン)の使用を検討します。 |
Q |
服用上の注意点は? |
A |
本剤及びその代謝物により尿、糞、唾液、痰、汗、涙液が橙赤色に着色します。血清も同様の着色を示します。また、コンタクトレンズの変色が報告されており、ソフトコンタクトレンズは使用しない方がよいと考えられています。 |
Q |
副作用は? |
A |
胃腸障害、AST上昇、ALT上昇、発疹、発熱、頭痛等の報告があります。エタンブトールの視力障害を増強したり、他の抗結核薬との併用により、重篤な肝障害があらわれることがあるため服薬指導時は患者さまが認識できる初期症状をお伝えし、副作用の早期発見に努めましょう。 |
掲載日: 2018/03/30
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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