ロゼックスゲル
Q |
何のお薬?処方目的は? |
A |
本剤は本邦初の「がん性皮膚潰瘍部位の殺菌・臭気の軽減」を適応症とする薬剤です。 |
Q |
用法・用量、使用上の注意点は? |
A |
本剤は、症状及び病巣の広さに応じて適量を使用します。潰瘍面を清拭後、1日1〜2回ガーゼ等にのばして貼付するか、患部に直接塗布しその上をガーゼ等で保護します。使用量の目安として、10cm×10cmの潰瘍に本剤約8g(本剤を渦巻状に約3周、直径4.2~4.6cmの円を埋めるように出すと約8gとなる)の投与が推奨されています。滲出液が多い場合は、紙おむつや生理用ナプキン等をガーゼの上からかぶせたり、吸収力の高いドレッシング剤を使用し液漏れを予防します。また、ガーゼの交換時に痛みを感じる場合は、きり吹き等でガーゼを濡らしながらゆっくり剥がします。 本剤は、紫外線照射により不活性体に転換され効果が減弱することがあるため、使用中は、日光又は日焼けランプ等による紫外線曝露を避けます。 なお、長期保存によりメトロニダゾールの分解物が生成し本剤が黄褐色に変化することがありますが、薬効には影響しません。 |
Q |
作用機序は? |
A |
本剤は、皮膚潰瘍部位において臭気物質(プトレシン、カダベリン)を産生する嫌気性菌に対して抗菌作用を発揮し、がん性皮膚潰瘍に伴う臭気を軽減します。 |
掲載日: 2020/11/05
※医薬品情報は掲載日時点の情報となります
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