忌避成分であるディートを配合した虫よけ、医薬品になるのは濃度何%以上からでしょう?

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忌避成分であるディートを配合した虫よけ、医薬品になるのは濃度何%以上からでしょう?

    ディートを配合した虫よけは、濃度12%以上が医薬品、12%未満が防除用医薬部外品に位置付けられており、高濃度になるほど作用持続時間が長くなります。主な注意ポイントとして、ディートを30%配合した商品(スキンベープミストプレミアム:第2類医薬品など)は12歳未満の使用は不可です。ディート12%以下の製剤(ムヒの虫よけムシペールα:第2類医薬品、サラテクト無香料:防除用医薬部外品など)は、6ヶ月未満の乳児は使用不可、6ヶ月~2歳未満は1日1回まで、2歳〜12歳未満は1日1~3回まで使用できますが、顔面には使用不可です。

    服薬指導POINT

    虫よけの販売時には、使用者の年齢や希望する効果持続時間などを確認しましょう

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    鈴木 伸悟(すずき・しんご)さん
    有限会社ウインファーマ セルフメディケーション推進室室長。過去に勤めていた大手ドラッグストアでは特定のOTC医薬品販売で全国首位を獲得した経歴を持ち、自身でもSNSを通して薬剤師・登録販売者向けにOTC医薬品の役立つ情報発信を行う。日経DIプレミアムではコラムの連載を持つなど多方面に活躍している。
    掲載日: 2022/07/29
    ※医薬品情報は掲載日時点の情報となります

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